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パフォーマをG3にしました 2000年5月
パフォーマも内蔵ハード ディスクの交換、SCSI機器の増設、EtheNetカードの増設、SCSIカードの増設などを続けてきましたがCPUの遅さは決定的。初めは十分に速 かったPowerPC603eもアイマックのG3との差は大きく、ソフトがどんどん重くなるにつれ当初の快適さはどこかへ。そこでG3カードを取りつける ことになりました。
初めは、アルプスのSCSI接続のプリンターMD1000をUSBのアイマックにつなごうと変換ケーブルを探しに秋葉原へ。
ひとつめの店では、無愛想な店員の、「つながらない」の一 言。ふたつめの店(イケショップ)では在庫がないのを承知で詳しく調べてくれました。親切な店で、何かを買おう、と思いたって以前から欲しかったG3カー ドを購入してしまいました。
これが箱です。SONNET社のCRESCENDO-G3L2
社名も製品名も音楽用語。 箱は大きいけれど中はカード1枚なのでやたらと軽い。
この売り場の店員さんもとても親切でパフォーマの型番から、現在入っているボードなど全て確認して相性やサポートを確認、後はクロック数などをこちらが決めるのを黙って待っていてくれた。
クロック周波数=速さ=値段で悩むがアイマックおよび予算を考えて250MHz/512Kに決定しました。あまり高速のボードだと値段が高くて安いWinパソコンが買えそうです。
製品名のL2というのはマザーボードのレベル2キャッシュスロットにG3カードを挿して使うタイプ。パフォーマはCPUが直づけなのでこの方法しかなく、機能拡張書類でこのカードを使えるようにする仕掛けがやや不安。
まず始めに行なったのは、パフォーマのOSをできるだけシンプルにしておくことでした。
新しいハードウェアにする前に使い込んだシステムフォルダのバックアップをとってもう一度OS8.1をインストール。MacOS8.0はアップル 社から買ったものがありますが、8.1のアップデータは別に配布されています。そこで一度8.0をインストールしてからアップデートすることになるのです が、純正のCDから起動するとマウスが動かないというトラブルが発生。そこで、CD-Rで作っておいた8.1の起動ディスクで再起動しました。
左の図はOS8.0のインストーラと8.1のアップデータをひとつのディスクにまとめたものです。ここで重要なのは8.0のディスクにある「ド ライブ設定」には重大なバグがあってハードディスクを認識しなくなるおそれがあるので8.1用のものに入れ替えてあります。この起動ディスクで無事起動。
まずOS8.0をインストール。次にEtherNetカード(COMスロット用で純正ではない)用のドライバーをインストール、次に8.1にアップデートして、最後にG3カード用のインストール。
G3カード用の機能拡張インストールでは同時にEtherNet関係のファイルも書換えると説明書にあるのでこの作業は8.1アップデートの後になります。
これがパッケージの中身です。静電気防止の袋に入っているのがG3カードです。
ハードディスク交換の時と同じようにふたを開けてマザーボードを取り出したところ。カードの箱の上に置くようにと説明書にありますが、ちょうどよい大きさです。
上がG3カード、下がはずしたL2キャッシュ。
L2キャッシュカードを抜くのはけっこう難しい。ぐいっと抜けばよいだけだが、マザーボードを傷つけないように慎重にやらないといけない。
これがキャッシュスロット。右側はメモリースロット。パフォーマ54シリーズのうち5420と5440はこのスロットに標準でL2キャッシュメモリーが搭載されている。
紫色のヒートシンクが目立つG3カード。L2キャッシュメモリーははずしてしまったが、このカードの上にパワーPCーG3とキャッシュが載っている。
これ性能とあまり関係ないけれどPowwered by SONNETのステッカーがついています。
システムプロフィールを見るとプロセッサが無事にPowerPC G3/240MHzになっています。
やっぱり音楽用語、Metronomeというソフトが付属していてCPUの簡単な動作テストと温度表示。アメリカ製なのに、なんと摂氏温度で表示されていました。
やぱり組み立ておわっても、全然どこも変わったようには見えません。しかし今までもたついていてFinderの操作やブラウザーが、きちんと動くようにな りました。普段アイマック266を使うのが多いのですごく速くなった感じはありませんし、接続機器が多いため起動時間はアイマックよりずっとかかかります が、パフォーマの現役復活です。1年くらいで簡単に陳腐化してしまうパソコンが多いので、このようにして手頃な費用で現役機種に近い性能が出せるボードは とても助かります。