「パパちんの頸椎椎間板ヘルニアのページ」

PLDD法手術の後頸椎の椎間板ヘルニア)
専門家ではないので間違っているところがあると思いますが感想です。

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PLDD法手術のために入院しました。これはその日記の続きです。

11月1日(月)手術当日

安静時間が過ぎて首にカラーを巻く。ポリネックカラーというプラスチック製のもの。首の安静を保つため2週間つけることになっている。
昼食は抜きだったが夕食は自分で歩いて食堂まで行って食べる。
夜中にあちこち痛くなるかと心配したが何ごともない。ただし寝返りをうつのが難しくそのたびに目がさめる。

11月2日(火)

低気圧も過ぎて天気が回復。朝の検温の放送で目がさめる。前日まで36度6分くらいだったのが35度5分に下がる。朝食をとって、9時から点滴。疲れが出たのか点滴中ずっと眠ってしまった。

女房もかなり疲れていると思うので今日は病院にこない。片道3時間の道のりを2日続けたので心配。家に電話。会社に提出する診断書を書いてもらう。

1階の外来まで降りて缶コーヒーを買う。初めて気付いた。首にカラーが巻いてあると缶コーヒーが最後まで飲めない。当然うがいも難しい。
肩甲骨の間が時々ズキッとする。今までこんな痛みはなかったので少し気になる。今まで痛みを感じないくらい悪くなっていたのが好転反応しているのだろうと自分なりに解釈。あまり動かさないようにしていれば痛みはない。

手術前に右肩にした筋肉注射の跡がかなり痛い。

手術前との違いをメモする

頭のもやもやがなくなり非常にすっきりしている。足元を見ても目眩がない
眼鏡をとって離さないと読めなかった新聞が距離に関係なく読める。
足の指先にあったしびれと足の筋肉の凝りがない
握りにくかった左手がしっかりと握れる

午後、廊下をうろうろしていたら回診中の先生に出会う。やばいと思って廊下の隅をこそこそ歩いていたら、もっと元気よく歩きなさいと注意された。安静にしていないのを注意されると思っていたので意外。先生といろいろな話しをする。
首全体に貼っていた大きなガーゼをはずして絆創膏に換えてもらう。少しかぶれているが大したことはない。

 

大きなつらさや痛みがなくなったので、些細なところが気になりだす。注射の跡や肩甲骨のあたりが時々痛い。少し気になるが手術後間もないことを考えて気にしないようにする。手術で終わるのではなく、リハビリも含めて手術から始まると考えるのが正しいと思う。この5年以上こんなに体が楽だったことはない、それだけでもとても有り難い。

11月3日(水)文化の日

水曜日は病院が休みの日だが休日当番日ということで病院は開いている。朝起きるとすぐに手を握ってみる。最近は朝がいつもつらく、しばらくは物を握れない状態だったので、目がさめてすぐに手を握れるのがうれしい。

朝から腹の調子があまりよくない。連日暑かったのが急に冷え込んだせいか。
9時から点滴。11時に先生の回診。今日で退院できる。

退院のための支払いなどを済ませて、午後の点滴を少し早めてもらって4時前の特急わかしおに乗って家に帰る。4日間で3往復もしたせいか女房の体調はあまりよくない。しかしまだ重いものを持つのは厳禁なのでほとんどの荷物を持ってもらう。常磐線は奮発して特急指定席にする。
手術後2日しかたっていないのでとにかく慎重に。病院を出る時に先生から、「ころばないように」と言われたのを思い出してゆっくりと歩く。家に帰り着いた時は、とっぷりと日が暮れていた。手術も無事済んで体調もいい。
3日ぶりに風呂に入る。カラーをはずすと少し不安定なので首を大きく曲げないように注意する。入院中はとても居心地のいい病院だったけれど、やはり自分の家は気が休まる。

11月4日(木)〜12日(金)

体がなまらないように近所を散歩するように心掛ける。
寝ている時もずっと首にカラーをしているのでつらいと思うこともある。
レンタルビデオを見たりして時間を過ごす。テレビゲームはけっこう疲れるので2日間ほどやってやめた。パソコンもほとんど触らずメールの確認程度。

11月13日(土)2週間目の検査

病院に行ってMRIの検査を受ける。まだ完全にヘルニアが後退しているようではないが症状はかなりいい。カラーをはずして徐々に首を動かす方法等を習う。
何かの動作をするたびに緊張して肩があがってしまうのを先生や看護婦さんに注意されるが子供の頃からの習慣なのでなかなか直らない。サトも同じことを学校でよく言われるらしい。遺伝か?
次週から会社に行くのも許可が出たので長い休みもこれで終了。4週間目にもう一度検査をしてその後は通常生活に戻れる予定。

11月15日(月)久しぶりの出社

片道20kmの道のりを久しぶりに車を運転して出社。少し不安なのでカラーをつけて運転した。これまでリラックスして静養していたので、車の運転というのがかなり緊張するというのを改めて実感した。

11月16日(火)から19日(金)

少しずつ体を慣らしながら1週間通勤。徐々にカラーをはずす時間を短くしていくが、なかなか筋肉がつかず、支えるのがつらい。途中で肩凝りが少しでるが、これまでのとは違い風呂に入ったりすると楽になる。

11月22日(月)から26日(金)

火曜日が祭日なので月曜日に休暇をとる。徐々に回復しているのは分かるが、1週間の仕事の疲れがどっと出て少し風邪ぎみ。週末近くになって2日間完全にカラーをはずしたままにしていたらばてた。「手術で全ておわりになるのではなく、それから始まるつもりで」という先生の言葉を思い出す。機能回復という意味ではかなり良い状態だけれども、体調万全というにはまだまだリハビリが必要。首の運動もまだつらい。

11月27日(土)

4週間目のMRI検査。病院まで片道100kmの道のりを車で往復。
検査の結果、2週間目よりまた少しヘルニアが後退している。体調がすっきりしなかったので悪くなったのではないかと心配していたけれど、映像的には少しずつよくなっているらしい。手術直後に圧迫がとれて、いきなりぐっとよくなった時の感じが強いため、その後少しずつよくなっているのが自覚できていない感じ。
5年以上も悩んでいたのだから、ここで焦ってもしかたがないと思い直す。
看護婦さんの、「以前と比べて顔色も表情もよくなりましたね」という一言で元気が出てきた。この日で、手術からリハビリまでの4週間の治療はひとまず終了。病院まで遠いので多分もう来ることはないと思う。