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新・漫画 ガスの話
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「新・漫画ガスの話」5 作成日2020/10/03 更新日2022/04/02
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Aガス屋の話/燃料ガスのガス屋と産業ガスのガス屋

ガス屋の話です。産業ガスの会社は酸素屋から始まりました。
燃料ガスはガスの一部ですが、なんたらガス、という社名の企業のほとんどは燃料ガスの会社です。登記上は「瓦斯」と書くことが多いのですがカタカナで「○○ガス」とすることが多いようです。都市ガスやLPガスなど燃料ガスに特化したガスの会社は、ガスのエネルギーに関わるインフラの会社です。
一方、その他のガスを取り扱う企業は、産業ガスと呼ばれるガス全般を扱いますが、社名にはガスの文字が入らないことが多く、酸素会社をルーツに持つため、○○酸素という社名が多く、また、○○炭酸ガス、○○水素など元素名や化学物質(化合物)名を社名に冠していることが多くなっています。


ガスという言葉が入っていないので、ガス会社と思われにくいようですが、酸素の原料となっている空気、エアーを社名に入れているところもあります。エアなんとか、いう会社名は元はガスの会社だったのですが、20世紀中盤からは、民間航空会社がエアのつく社名を多く使いはじめ、空気圧機器の会社なども含めて、エアーという名前はガス会社だけではなくなってしまいました。
潜水具や空圧機械などに空気を送る配管のことをエアラインと呼びますが、現在では民間航空会社の社名にもエアラインという言葉が使われるようになっています。

燃料ガスのガス屋と産業ガスのガス屋は異なる役割を果たしています。