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新・漫画ガスの話 58

作成日2020/10/27 更新日2022/04/06
Fガスの科学/原子・分子の話 フロギストン説から酸素へ

ラヴォアジェの化学革命によって、燃焼とはフロギストンが抜けるのではなく、酸素が結びつく化学反応であるという新たな考え方が広まりました。物が燃えた後の灰が重くなるという事実が矛盾なく説明されるようになりました。ラヴォアジェは、燃える前の酸素と燃える物、燃えた後の燃焼ガスと燃えた灰、合計すると変わらない、質量保存の法則を発見しました。

多くの化学者がラヴォアジェを支持しましたが、プリーストリーは生涯フロギストン説から抜け出すことがありませんでした。ラヴォアジエはフランス革命で命を落としましたが、プリーストリーはフランス革命を支持したため英国から米国に移住しました。
プリーストリーは、米国で歓迎されましたが、ラヴォアジエの酸素説に反対してフロギストン説に固執し続けたため化学者の中で孤立してしまい、米国内では大きな結果を残すことができませんでした。